前向きと楽観的は違う!それぞれの意味を解説する

世の中には前向きだね~と言われる人と楽観的だねと言われる人がいます。

前向きだねとしか言われない人もいれば、楽観的だねとしか言われない人もいます。

そして前向きだねと楽観的だねと両方言われる人もいます。

【前向き】と【楽観的】というのは似て非なるもの。しかしその明確な違いというのはハッキリしません。この違いというのはなんなんでしょうか?

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前向きと楽観的は違う

よく混同されがちなのですが、前向きと楽観的は違います。

前向きの意味をグーグル先生に聞いてみたところ、以下の意味が出てきました。

物事に対する姿勢が積極的、建設的であること。「前向きに考える」

対して楽観的の意味をグーグル先生に聞いてみたところ、以下の意味が出てきました。

物事がうまくいくだろうと明るい見通しをもつさま

うーん、ちょっとわかりにくいですね。もう少し掘り下げてみましょう。

楽観的とは、どうにかなるだろうと考えているさまを指す言葉です。

あくまで「考えている状態」を指し、実際に物事が好転するために行動しているか行動していないかは問いません。

たとえば物事が悪い方向にいったとしても、なにも行動せずに「まあ、なんとかなるだろう」と考えている人は楽観的な人といえます。

そして行動はしないので、結局自体が最悪の状態になったとしても、その人は「まあ、なんとかなるだろう」と考えていたわけですから楽観的な人といえます。

前向きと言うのはそもそも「まあ、なんとかなるだろう」と考えることではありません。

物事を良い方向に進めるにはどうすればいいか真摯に考え、実際に行動することを言います。

物事が悪い方向に行って「このままいくと最悪の事態になる」と不安を覚え、行動してなんとか最悪の状態にならぬように努める。

たとえ前向きであったとしても物事が悪い状態に向かっている時は落ち着けずに焦りを覚え、「まあ、なんとかなるだろう」などとは1ミリも考えません。

「まあ、なんとかなるだろう」と言いながら、不安や不満を気にせずに行動している人は【楽観的】+【前向き】の2つが備わっている人なのです。

前向きと称して見て見ぬふりをする人は楽観的なだけ

なにか重大なミスを犯したとしても、「まあ、なんとかなるさ」と考えているだけの人は前向きなのではなく楽観的な人です。

ミスを犯しても見て見ぬふりをして、なにも改善策に打って出ようとしない。

行動をおこさないのであれば、犯したミスでできた傷はどんどん広がっていき、どうにもならない状態まで広がっていくでしょう。

ぶっちゃけこういう「イヤなものは見て見ぬふりをしている」人って多いと思います。

そしてそういう人は「自分は前向きだ」と思っている。

悪い方向に進んでいることをこころみないのは、楽観的な人です。

本当に前向きならば、悪い事態に進んでいる物事に対し、積極的に行動し、行動で物事や事態を変えていきます。

「まあ、なんとかなるだろう」と思ってるだけで行動しないのはただただ楽をしたいだけ。

当然、なんとかなるはずもなくピンチに追い込まれてしまうことが多々あるだけです。

乗り越えようとしているのではなく、乗り越えている風を装っているだけ。

自分はそういった人間にはならないように、常に努力をおこたらないようにしたいと思います。

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