人生は結局自分が変わるしかない 変われば人生は変わる

社会

水戸黄門じゃないですが、人生って苦ありゃ楽もあるもの。

人生を歩んでいくうえで、嬉しいこともあればさまざまな困難にぶち当たることもあります。

そして人によって、うれしいことと苦しいことの比重が偏ります。

多くの人は、幸せなことに比重が偏った人生を送りたいと感じているはず。

しかし、誰もが幸せになりたいと感じているにも関わらず、思い通りにいかず苦しむ方向に進んでしまう人もいるでしょう。

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人生は自分が決めているとはいうけれど

結局のところ人生は自分が決めている、という意見をよく見かけます。

底辺の生活をしているのは努力不足だとか、頑張れば誰だって幸せになるとか、「人生は自己責任だ」という意見ですね。

僕もどんな人生を送ろうが自己責任であり、今ある目の前の現状は過去に自分が選択してきた結果だと思っています。

自分が選択してきた結果が今の現状、ということですね。

ただなんでもかんでも「人生は自己責任だ!」というのは違うと思う。

人間、人生の中でも自分では決められない事がたくさんあります。

たとえば両親。誰から生まれてくるかなんて決められません。

暴力ばかり振るう親の元に生まれたり、精神疾患を持つ家庭に生まれたりと、そういう部分は変えることはできません。

僕には姉がいるのですが、軽度の知的障害を持っています。

知的障害の姉を持つ、この事実は変えることができません。

過去の子供時代、どのように過ごしたのか、という事実も変えようがありません。

正直、将来を本気で考えている子供なんて一握りであり、学校中退や低学歴な学校にいってしまう人間もいます。

家族や過去、そして一人一人がもつ能力と言うのは変えようがないので、人生がうまくいかない人を見て「自己責任なんだからそいつが悪い」というのも、どうなんだろうなー、と思います。

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周りが変わることよりも自分が変わったほうが早く好転する

とはいえ、僕は自分が動けるのであればどんどん行動をしていった方が良いと思っています。

自分の周りの環境や人を、どれだけ動かそうとしてもなかなか動かすことはできません。

僕が好きな言葉に「過去と人は動かせない。しかし自分なら動かせる」というものがあります。

自分の過去というのは、どれだけ悔やんだとしても変えようがありません。

そして他人も動かそうとしても動きません。

自分の思うとおりに他人を動かそうとしたって、なかなかそうならないじゃないですか。

自分自身だって、他人が思うとおりに動かないですよね。

例えば友人のあいつが自分にこういう言葉を言ってくれたら頑張れるのにな、なんて思ってもその通りになるかはわからないですよね。

友人が言葉を投げかけてくれるのかどうかは、友人が決めることです。

自分が貧しい生活をして国や自治体に訴えるのも同様に、動く可能性は低いです。

もしかしたら訴え続けたら動くかもしれません。動かないかもしれません。

それは国や自治体が決める事であり、けっしてあなたたちが決めることではない。

自分以外の人間を動かすというのは、自分が動くよりも重労働といえます。

だけど自分であれば、自分自身の意志1つでいかようにも動くことができます。

「宿命」と「運命」

自己啓発系の作家さんのなかでも有名な作家に、本田健という方がいます。

僕は本田健の書籍が好きなんですが、本田健はYouTubeに公式チャンネルを設けています。

YouTubeにあがっている動画の中で「宿命」と「運命」について話している動画がありました。

人生には自分で決められない部分である「宿命」と、自分自身で決められる「運命」で構成されていると言います。

「宿命」というのは「宿す命」と書きます。

「宿命」とは、誰から生まれるのかとか、生まれつき障害を持っているなど、自分で決めることのできない部分を指しています。

対して「運命」というのは「運ぶ命」と書きます。

「運命」とは、誰を伴侶とするのかとか、どこに住みたいのか、なにをやりたいのかなど、自分で決められる部分のことを指します。

宿命によってある程度運命は決まってしまいます。しかし運命は自分で決められる部分なので、動けば運命は変えられると言っています。

ハンデのある宿命であったとしても、自分が動くことで運命は変えられる、と本田健は言っています。

僕はこれを聞いて「その通りだな~」と思いました。

あまりにハンデのある宿命のもと生まれてきてしまった人に「人生は自己責任だ」というのは、本人にはつらいことでしょう。

僕もつらいことだとは思います。

だけど安心して信じてほしい。運命は変えられるものだと。

いや、変えなくてはならないと思います。

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