こんにちわ!ヤマケンです。
今日はこのブログに来ていただきありがとうございます。
最近のゲームやアニメ、漫画ってけっこう北欧神話の神様や用語って出てきますよね。
僕は北欧神話が結構好きで、その手の本を昔たくさん読んでいました。
今回の記事では北欧神話に登場する神々の名前や、神々に関する知識を書いていこうと思います。
北欧神話に興味ある人はぜひ読んでみてください!
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北欧神話の基礎知識
北欧神話の神々の名前に触れておく前に、北欧神話の基礎知識をわかっておいたほうがいいでしょう。
北欧神話を信仰していた民族と地域
北欧神話は主にゲルマン民族に信仰されていた神話です。
北欧神話というくらいなので現在の北欧地域(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイスランド)で多く信仰されていました。
↑北欧地域5カ国↑
フィンランドも北欧には含まれますが、フィンランド人は北欧神話とはまた違う独自の神話をもっていました。
フィンランド以外の民族が印欧語族と呼ばれる民族集団に属するのに対し、フィンランド人はアジア系民族に由来する民族だからです。
混血が進んでいるためフィンランド人の身体的特徴は他のヨーロッパ人となにひとつ変わらないのですが、DNA解析によれば、やはりアジア系民族が持っている遺伝子をもっているようです。
上述のように北欧地域で多く信仰されましたが、イングランドやドイツ、ポーランドあたりにもゲルマン民族は住んでいたので、その地域でも北欧神話は信じられていました。
北欧神話に登場する種族と世界
まず北欧神話にはいくつかの種族が登場します。
まずオーディンが収めるアースガルドに住むのがアース神族。ヴァナヘイムという場所に住むのがヴァン神族。
そしてアース神族と常に対立しているのが氷の巨人族で、ヨトゥンヘイムという氷しかない場所に住んでいます。
他にもムスッペルヘイムという灼熱の地に住むのが炎の巨人族。スルトという名前の王が治めます。
人間が住む世界をミッドガルズと呼ぶほか、エルフが住むのはアルヴヘイム、亡者が住むのがヘルヘイム。
世界はユグドラシルと呼ばれる巨大なトリネコの木の上に存在していると信じられていました。
北欧神話の主な神々
北欧神話に登場する神々の中でもとりわけ有名な神々の名前を紹介していきます。
昨今のゲームやアニメ、漫画でよく見る名前ばかりだと思います。
オーディン
北欧神話の主神。オージン、ウォーダンともよばれます。
英語で水曜日を意味するWednesdayは、元々はオーディンの日を意味していました。
戦争と魔術の神で、アース神族の都アースガルドの宮殿に住まう。投げても自分の手元に戻ってくる魔槍「グングニル」が武器。
6本脚の俊足馬スレイプニルと、世界のあらゆる情報を収集してくる2匹のワタリガラス、フギンとムニンを飼っている。
最初の神ブーリの孫で、父親はボル。母親は氷の巨人族であるベストラ。
ヴァルキュリアと呼ばれる女戦士が、地上で戦死した勇敢な戦士の魂を見つけ出してはオーディンの館に連れて行ったといいます。
ゲルマン民族(特にヴァイキング)にとって戦死したうえでヴァルキュリアに見初められ、オーディンの館に連れていかれるのは大変名誉な事でした。
もともとは主神ではなかったものの、2世紀から10世紀までゲルマン民族は各地で戦争を繰り広げたため戦争の神オーディンが次第に崇拝されるようになった。
オーディンは王たちに戦争をけしかけていたといわれる。
オーディンの崇拝者たちは、おもにゲルマン民族大移動時代やヴァイキング時代の王たち、あるいは王族に従う戦士たち。
現在のイングランド人の祖先となるアングロサクソン王家の多くは自分たちをオーディンの子孫であると主張し、それを誇りにしていたといいます。
オーディンの武器であるグングニルは、戦争に向かう戦士たちに見えることがあると言われます。
グングニルが見えた戦士たちには勝利が約束されたというのです。このことは、アイスランドのサガやエッダにも記されています。
オーディンは戦争の神であると同時に死をつかさどる神で、戦闘で死んでしまった貴族の妻や女奴隷は自分も死んでオーディンにその魂をささげていたと言います。
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ロキ
北欧神話におけるトリックスター。物語をかき乱す役割をもつ神ですね。
いたずら好きの神で他の神のものを盗んだり、はたまた殺人を犯すようなこともする。悪さばかりをするかといえばそうではなく、アース神族がピンチになったときに、助け舟として知恵を貸したりするもする。
通常は人間の姿であるものの、魔法で馬やアザラシ、鮭、鳥などに変身しては他の神にちょっかいをだす。
また男性で描かれることが多いが、これまた魔法で若い女性や老婆に変身することもある。
元々はアース神族ではなく氷の巨人族に生まれるが、オーディンと血の契約をまじわし義兄弟になる。つまりは氷の巨人族を裏切るわけですが、ラグナロク(世界の最終戦争)になるとアース神族を裏切り、再び氷の巨人族へと寝返ります。
シギュンというアース神族の妻がおり、ナルヴィとヴァーリという名前の子供をもうけますが、その一方で愛妻としてアングルホザという女巨人との間にも子供を産みます。
その子供がフェンリル、ヨルムンガンド、ヘルの三人。
この中でもフェンリルは多くのゲーム、漫画でよく使われる名前なので知っている人も多いでしょう・
トール
北欧神話に登場する雷神で、オーディン以上に信仰と人気があったとされる神。
英語の木曜日を意味するThursdayは、もともとトール神の日を意味した。
気性が荒い神で、考えるよりもすぐに行動してしまうタイプ。
燃え盛る炎のような赤い毛と、たくましく鍛え上げられたガタイのいい体、並外れた生命力をもつといわれゲルマン戦士にとって憧れの存在だったといいます。
投げても手元に返ってくるミョルニルというハンマーを持つ。
雷は雨と共になるため、農民からの人気は非常に高かった。雨は農作物に恵みをもたらすから。
ゲルマン人はお守りとして、トールのミョルニルをかたどったハンマーをペンダントを持っていたそうです。
アイスランドでは主神オーディンよりも高い人気を誇ったと言われ、アイスランド島内の重要なことを決定する会議(シングと呼ばれる)は、トール神の日である木曜日におこなわれました。
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フレイ
オーデイン、トールと共に高い人気を誇っていた平和と豊穣を人々に分配する男神。
フレイという名前は「主人」という意味。
オーディンやトールがアース神族なのに対し、フレイはヴァン神族の生まれです。
金の剛毛という異名を持つ、グリンブルスティという黄金のイノシシを飼い、大きさを自由に変えることができるスキーズブラズニルという名前の船を持ちます。
ヴァン神族は、大地の豊さをつかさどる一族でフレイと、その妹であるフレイヤも豊穣を司る神です。
ちなみにヴァン神族については、現存する資料に詳細な事柄がほぼ書かれていないためどういう種族なのか不明です。
種族繁栄を象徴する神で、結婚式にはフレイ神に対して祈願されていました。
光輝く美男子とされ、エルフの世界アールヴヘイムの主。
色恋沙汰の話が非常に多く、その相手となるのは女神や人間の女性、敵対しているはずの巨人族の女性など種族の壁を越えています。
特に有名なのは女巨人ゲルズとのエピソードでしょう。
ある時フレイは女巨人ゲルズを見かけ、その美しさに一目ぼれ。
ゲルズはフレイを話すこともなくどこかへと去ってしまったのですが、なんとかゲルズとコンタクトを取りたかったフレイは、スキールニルをゲルドの元へと走らせる。
スキールニルはゲルズの父親、巨人ギュミルの館にたどり着きます。
ゲルズに対しフレイのところへ来るよう交渉。ゲルズは森でフレイと面会するだけならば良いと告げます。
とりあえずゲルズに出会うことができたフレイは、スキールニルにフレイが持つ「勝利の剣」を褒美として与えます。
勝利の剣は「邪な気持ちを持つ者がもてばただのなまくら剣だが、正しい者が持てば必ず勝利をもたらす剣」とされました。
スウェーデン最初の王家はフレイの子孫を名乗ったと言われます。
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フレイヤ
フレイの双子の妹であり、豊穣を愛を司る女神。その他にも美、戦い、魔法、死、月を司るともいわれます。
英語Fridayは元々フレイヤの日という意味だった。
フレイヤという名前が「主人」を意味するのに対し。フレイヤという名前は「夫人」を意味します。
フレイは女性との色恋沙汰が多かったのに対し、フレイヤは男性との色恋沙汰が多いです。
常にブリーシンガメンという首飾りを身に着けており、フレイヤの象徴ともいえる装飾品でした。
フレイヤはこの自身の象徴となる首飾りを、4人のドヴェルグ(小人)達に作るよう依頼し、その見返りとして4人の小人それぞれと1夜をともにしたといいます。
北欧神話に登場する女神の中でも、もっとも高い人気を誇っていたのがフレイヤで、フレイヤに由来する地名はかなりあったようです。
オーディンの妻、フリッグと同一視されることがある。
テュール
チュールともよばれます。オーディンの息子とされる軍神。
名前は古代ゲルマン語で「神」を意味しているといわれます。
2世紀以前はオーディンではなく、テュールが北欧神話の主神だったとされます。
2世紀を過ぎると、ゲルマン民族と他民族の間で戦争が頻発し、次第に戦争と死の神であるオーディンが最高神の座につくようになったといいます。
最高神の名残なのか、テュールは軍神という神格だけでなく、天空、ひいては宇宙を支える偉大な神格を持っています。
現存する資料のなかでは、テュールの名前はあまり出てきません。
そのためかオーディンやロキ、トールやフレイヤに比べると漫画やアニメ、ゲームなどには登場しません。
まだまだ追記をしていきます!
いやーここまでかなり文字数がふえました。しかし、まだまだ紹介しきれていないので、どんどん追記していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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